海外への入国で、伴侶が絡んでくると、国によっては戸籍謄本と合わせて婚姻証明書(結婚証明書)の提出を求められる場合があります。
ここでハテナなのが、
婚姻証明書(結婚証明書)って、どこで発行してもらえるの?
という点です。
ですが、日本には婚姻証明書(結婚証明書)という書類は存在しないんです。
びっくりです。
婚姻届受理証明書が該当する
じゃあどうするの?というお話なのですが、提出を求めている国が言う婚姻証明書(結婚証明書)に最も近い日本の書類は、婚姻届受理証明書です。
結婚するとき、婚姻届けをお近くの市役所や町役場、村役場に提出しますが、婚姻届受理証明書というのは、「婚姻届けを受理したことを証明する書類」ですので、婚姻届けを提出した市町村役場で発行してもらえます。
この婚姻届受理証明書を英語に翻訳することで、提出用の書類になります。
実は戸籍謄本も婚姻証明書(結婚証明書)の代わりになる
他方、婚姻届受理証明書以外でも、戸籍謄本が提出を求めている国が言う婚姻証明書(結婚証明書)の代わりになります。
ご承知のように、戸籍謄本は、戸籍に記載のある人全員が載っている謄本ですので、結婚をしているということは、配偶者の名前も、当然あなたの名前も載っています。
戸籍謄本には、「身分事項」の欄に項目「婚姻」があり、ここで誰と結婚したかが明記されています。
これにより、婚姻(結婚)を証明する書類となり得ます。
少し判断が難しいのは、入国先の国が、必要書類として戸籍謄本と婚姻証明書(結婚証明書)を求めている場合です。
結局、戸籍謄本があればどちらも事足りているように思いますので、わざわざ戸籍謄本と婚姻届受理証明書の両方の翻訳原稿(英語)を準備しなくても良いように思いますが、このへんは入国先の当局(大使館)の判断によってきますので、両方が必要と言うことであれば、一応、両方の英語版を準備しておいたほうが無難だと思われます。
婚姻届受理証明書の翻訳を承っています。
https://www.tiners-p.com/english.html
戸籍謄本の翻訳はこちらをご覧ください。
https://www.tiners-p.com/family-register.html