私どもが翻訳対応をしている中での「あるある」なのですが、
お客様の中で、海外に取引先に送ったメールの返事がないことに「やきもき」される方がいらっしゃいます。
実際のところ、日本の取引先と比べて、国にもよりますが海外の取引先のほうがメールの返信は、たしかに遅い気がします。
これは国民性やビジネス環境の違いから来ているもので、とりわけ、土日はお休みですので、たいてい返信は来ません。
たとえば、金曜日(日本時間)にメールを送ったなら、返信があるのは早くても週明けの月曜日です。牧歌的な国であれば、火曜日になっても水曜日になっても、返信は来ません。
また、返信を忘れている場合や返信をする気がない場合もあります。やれやれです。
こういった場合の対処の仕方は、なんのウルトラCもありませんが、催促をすることです。
「こないだメール送ったけど、見ていただきましたか?お返事をください」
すると、たいてい、「お返事が遅くなってすみません。あの件については、」とすぐにお返事がきます。
ただ、土日については本当にお休みですので、「明日か明後日までに連絡をください」とお伝えして、明日が土曜日、明後日が日曜日の場合は、相手は相当嫌な気持ちになるはずですので、避けたほうがいいですね。
こういったことは、当社のお客様とよく話す内容ではあるのですが、
日本企業と海外企業との関係性で、たとえば、日本企業が発注側で海外企業が受注側であれば、けっこう強めに出てもいいと思うんです。なぜって、向こうからすればこっちはお客だから。(まあそれでも土日対応は嫌がると思いますが)
反対に、向こうが発注側でこっちが受注側、つまり、向こうがこっちのお客であれば、あんまり返信をせっつくのは良くないのではないかなと思います。
たしかに「連絡遅いなあ」とは思いますけどね。
ちなみに当社では「海外の取引先から返事がないので、連絡とってください」というご依頼を、けっこう頻繁にいただいています。その意味で、とてもこの手の対応に慣れています。