恒例の、翻訳実績の中から特に興味深かったものをピックアップ。今回は2017年10月ぶんです。
美容商品の輸入に関するクライアントとの交渉文(和訳・英訳)
現状、とてもナイーブなところですので、翻訳もいつも以上に慎重に行っています。
海外企業とのビジネスに関する契約書(和訳)
依頼者様は日本企業で、海外の企業と販売契約を結ぶとのこと。依頼者様はサプライヤーになります。
で、この海外企業というのがイギリスでですね、イギリスがらみのビジネス経験がある方でしたら、ピンとくると思うのですが、この契約書というのが笑えないくらいがんじがらめなんです。(オーバーではなく)「うちはあんたのところから製品を買うんだから、全部うちの言うことをききなよ」ぐらいの勢いです。
だからといって、イギリスは冷たい、とかではなく、要は契約に重きを置いているんですね。感情ではなく、元々どんな約束をするかどうか、そして決まった約束はしっかり守る、ということになります。
念のため、依頼者様には熟考をお勧めいたしました。
ここの記事が、とてもリアルに書かれていて興味深いです↓
アメリカは契約社会と言いますが、全くもって契約社会です。アメリカ含めて欧米の仕事の仕方は、なかなかに契約社会です
https://www.advertimes.com/20140502/article155707/2/
運転免許証(フランス語からの和訳)
珍しいご依頼です。運転免許証で、しかもフランス語のもの。日本のそれと大きく変わりません。
海外の学校の卒業証明書および出生証明書(和訳)
戸籍抄本(英訳)
これらは個人様からのご依頼です。
なお、戸籍抄本関係は、下記の記事をご参考いただけます。
日本の歴史に関する文献(英訳)
刀の受け渡しについての文献です。内容自体は平易なのですが、いわゆる「昔の言葉、昔の名前」が散見していますので、それらを英語でどのように表現するかが、調べどころがあるところでした。
学習塾のパンフレット(英訳)
すべて英語にするものではなく、デザインとして用いられるような英語表現があり、それが英語として正しいかどうかの添削を行いました。
パンフレットの翻訳をしていて、いつも感じますのは、日本語のパンフレットは細かい(笑)。これをそのまま英語に反映すると、I・Oになってしまうのではないかと思います。I・Oはインフォメーション・オーバーロード(情報が多すぎて肝心の情報が埋もれてしまい、あとあと困ること)の略です。
海外留学のための推薦状(英訳)
その後、依頼者様から書類審査通過のご連絡をいただきました。よかった!
英語への翻訳段階でどうのように表現すれば良いか、というのはとても大事です。ですがそれは次点で、やはり、推薦者(ほとんどの場合、上司か学生時代の指導教授)がどう推薦してくれているか、それが最も大切です。依頼者様の推薦者が、良心を持った方であることを望みます。
海外の取引先への請求書(英訳)
いわゆる、「請求書」を「INVOICE」にするというもの。
日本固有の製品がカナダのお店で求められている。とても素晴らしいことですね。(しかも私と同郷の製品です)