英語の表現で面白いなあと思い、一発で憶えてしまったのは、「rain cats and dogs」でした。そう、土砂降りのことですね。
最初、教科書に書いてあるこの表記を見たとき、へえ、猫と犬が降るっていう感じなのかあ。ワンワン、ニャアニャアですごい音を表現してるのかなあ。まあ、日本では、土砂を降らすわけだしなあ。などと、勝手に妄想を拡げていました。
でも、実は、「犬や猫も逃げ惑うほどの激しい雨の勢い」というほうが正しいようです。
ことばって、本当に面白いですね。学生時代、もう少し、こういった面白い点に気づいていれば、もっと語学に興味が持てたような気がします。大学時代の第二外国語はドイツ語でしたが、今では数を数えることと、挨拶と自己紹介ぐらいしかできません。最近、サッカーの香川選手が、ブンデスリーガのボルシア・ドルトムントで大活躍ですが、YouTube にある試合でのドイツ語解説がまったく分からず、とても残念です。
語学を勉強しよう、と思うきっかけは、純粋な向学心よりも、エンタメやスポーツなどをきっかけにしたほうが、私の場合、勢いがつくようです。
中国語はなんとか日常会話ぐらいまではできるようになったのですが、それは、エンタメがきっかけです。そして勉強するときもドラマを見て、そのセリフを訳しつつ、声に出して憶えていきました。だから、一生使うことのない、「私は先天性複雑性心臓病なの!」というセリフが、中国語でいえたりましす。
ドイツ語のいいネタドラマか映画を探せば、ドイツ語も頑張るかもしれません。「好きこそ物の上手なれ」は、ほんとに、そのとおりですね。