ニュージーランドの会社担当者のビジネスメールを翻訳していて、面白いことに気が付きました。
colour
という言葉があったんです。
そうです。英語に少しでも馴染みのある方でしたら、ピンと来ますね。
これは「色」です。それもイギリスで使われている「色」です。
我々日本人が普段目にする「色」の英語は「color」です。
これがイギリス英語では、colourと書くんですね。
「colourっていうのはね、」という言い方は、イギリス英語を説明するときに最も典型的なもので、知らない人に話すときは、さも自分が物知りのような気持ちになります。
「その担当者はニュージーランド在住のイギリス人なのだろうか」は知るすべがありませんでしたが、もしかしてニュージーランドの英語は、イギリス英語と同じ、あるいは近いんじゃないかと思い、ちょっと調べてみました。(といっても外務省&ウィキペディア情報です)
どうやらニュ-ジーランドは歴史的に(今も)イギリスとすごく関係が強い国のようです。
1907年に英国の自治領になって、1947年(割と最近です)にウェストミンスター法を受諾し独立した立法機能を取得したとあります。
そして国家元首はエリザベス女王なんです。
なるほどイギリス英語が使われているのが分かるような気がします。
そういえば、ニュージーランドの英語って発音が独特だったような気がします。
「Today」が「トゥダーイ」みたいに、たしか ei が ai になる発音だったような。(オーストラリアの一部の地域だったかな。)
しかしイギリスではこの手の発音は聞いたことがありませんので、これはニュージーランドの特有の発音かもしれません。
同じ英語という記号を用いていても、その土地・場所によって音も形が変わるんです。日本語英語もそうですよね。「アイアム、ええっと」です。面白いですね。