英語に関わらず、メールで「追伸(P.S.)」は使用不可なのか?

 

追伸:

私が実家に帰ったら、またいつもの場所でお会いしましょうね。

 

なんて、ちょっと思わせぶりな文章ですが、今回取り上げたいのは、この「追伸」です。

P.S. (postscriptの略)というものです。

 

誰でも一度は使ったことがあるのではないでしょうか。

 

実はこの「追伸」、メールでは使わないんです、と言いますか、マナー的に使っちゃいけないんです。

 

弊社は翻訳会社ですので、「英語の場合はどうですか?」とご質問をいただくのですが、英語でも日本語でも、タガログ語でも、使っちゃいけないんです。

 

なぜなら、追伸は、手紙を書き終わったあとで、「あ゛っ、あのこと書くの忘れちゃった!!」となったときに、付け加える意味で使うものなんです。

平たく言いますと、せっかく最後まで手紙を書いて、また一から書き直すのが面倒だから、という理由なんです。

 

ですから、メールなんて切ったり貼ったり書き加えたりなんて、パパパッとできますから、追伸を使うと、「そんなに面倒かい?」っていうお話になってしまいます。

 

と、ここまでが教科書的な見方です。

 

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いっぽうで、皆さん上記の意味を知らずに普通に使いませんか?

なんとなく、追伸とかP.S.とか使ったほうがその文章が強調される気がします。あとは、1つのメールであれもこれもとたくさんの要件を伝えるときに(ビジネスメールではよくありますよね 苦笑)、「また」や「なお」などの接続詞を使い切ってしまったのち、最後の手段でP.S.を使うなんていうのもあります。

 

つまり、追伸を使うことが自然になっていますので、マナーのことなんてほとんどの方が気づいていなくて、内容を強調したり話を変えるための接続詞のような役割で用いたりしているわけです。

実態が形式を超えてしまっているわけですね。

 

 

以上を踏まえて、

 

  • マナーの面から使わないほうがいい。
  • ただ、そんなこと気にする人がいるとは思えない。
  • 念のため、ビジネスメールでは用いないほうがよさそうだ。
  • 友人へのメールであれば、別に使ってもいいのではないか。

 

こういったところですね。なんとなく「お体ご自愛ください」と同じようなお話です^^

 

ご参考にしていただけましたら幸いです。

 

 

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