少々細かい話で、でも契約書の翻訳では重要なことをひとつ。
イスが1組(ひとくみ)あります。
この文章を見て、イスは何脚あると思いますか?
2脚?
ではなくて、実は正解は、
わからない。
2脚かもしれないし、または3脚以上かもしれない。
です。
つまり、この「組」は、
2つ以上を取り合わせたひとまとまりのもの(引用:Yahoo!辞書 http://dic.yahoo.co.jp/)
という意味を持つ言葉なんですね。
ですから イスが1組(ひとくみ)あります。 といっても、もしかしたら2脚で1組かもしれませんし、3脚で1組かもしれません。
4脚、5脚、6脚・・・まあ100脚で1組なんて、常識的にはないでしょうが(笑)、考えられなくはないですね。
ですから、契約書の文言で、実際に何個あるかが分からない場合で、1組(ひとくみ)とか2組(ふたくみ)という記載があった場合、
1Pair、2Pair
と表記するのは、間違いである可能性があります。
この場合は、
1Set、2Set
のほうが正しいです。