財務諸表のひとつである損益計算書。
経営者の方や、会社、組織・団体の経理の方でしたら、普段、よく目にしている書類です。
損益計算書は英語では、Income Statement と書きます。
普段、英語の財務諸表を見ると、いちばんうえに、Income Statementって記載されていて、とくに違和感なく「ああ、損益計算書だな」って思っていらっしゃると思います。
直訳すると、Income(収入)の Statement(報告書)ですが、でもこれって何か違和感を覚えますね。
損益計算書っていうのは、費用と収益を明確にして利益(もしくは損失)を算出するものですから、Income(収入)の Statement(報告書)ですと、どうも収益だけの明細のような気がしますね。ですから日本語にいうと、Income&expense(収入と支出の) Statement(報告書)のほうが適切な気がします。
いっぽう、損益計算書には、別の書き方もあります。そのひとつがProfit and Loss Statementです。
これのほうが馴染みがありますね。いわゆるP/Lの略です。Profit and Loss(利益と損失)の Statement(報告書)ですから、こちらはしっくりきます。
ほかにも、Statement of Incomeという書き方もあります。(アメリカやイギリスで使い方が異なります)