先日、当社のお客様のところに、アフリカの企業からメールが。
ん? んん?
怪しいね、とっても怪しいね。
ざっくりと内容を申し上げれば、
そのアフリカの会社は、人道支援団体の入札案件(除菌剤1000リットル)について、除菌剤を日本企業(当社のお客様)から仕入れるつもりで(その作戦で)、当社のお客様に連絡をしてきました。
が、先方からのメールと入札の資料には不自然なことがあまりに多く、もっとも怪しかったのは、入札をするための書類に3000ドルを要することでした。
・この人道支援団体はイギリスにあるのに、なぜか書類の購入費をドルで払うのか。
・なぜイギリスの入札をアフリカの人間が見て、日本に発注しようとするのか。
・なぜイギリスの人道支援団体の入札書類の責任者が、アフリカ在住のアフリカ人なのか。
・1000リットルのさほど大量ではない抗菌液を購入するのに、わざわざ入札にする意味が分からない。たとえば日本で1リットルのボトルが1000本であれば、ホームセンター、アマゾンや楽天などであっさり買える。イギリスは日本と同じく先進国である。
・そもそも入札に多額な費用などかからない。
・百歩譲ってこの入札が本当に存在していたとしても、当社のお客様が入札することに話が進んでいる。当社のお客様はサプライヤーであるため入札当事者になること自体、意味不明に感じる。百歩譲って入札当事者になる場合でも、それなら当社のお客様が直接入札すればいいわけで、アフリカは関係がない。
・なぜ日本語のみの当社のお客様のウェブに、わざわざ、アフリカの人間がアクセスしてくるのか。除菌剤という希少性が低い製品を探すのに、わざわざ日本にこだわる理由がない。
彼らが欲しいのは3000ドルで、それを振り込ませてドロンするのが作戦ではないかと。
そんなこんなで、お客様にはストップをかけ、無事に本件は終わりました。
当社では、怪しい連絡が来た場合、ビビッとアンテナにひっかかりますよ。
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