先日、お客様からSDS翻訳のお問い合わせをいただきました。
なんでも、もともと日本語のSDSで良かったらしいのですが、取引先から急に「英語にして」と連絡があったようで、かなり、てんやわんやしていらっしゃいました。
弊社にご連絡をいただき、「5日で作ってほしい。全部で6つのSDSがあります」とのことで、これは極めて難しいスケジュールだったため、もうお断りさせていただく前提でお話を聞いてみましたところ、
「項目はかなり重複していますので、実質は6つのSDSほどの量はないかも」
とおっしゃいました。
たしかに、同じシリーズの製品の場合、SDSはかなりの箇所で重複します。なぜなら同じ化学物質を使っているからです。
最後のセクション「その他の情報」(この安全データシートは・・・)のところは、たいていは全く同じ内容ですね。
しかし今回のケースは、重複していませんでした・・・
たしかにお客様は、内容が重複しているとはおっしゃっておらず、「項目が」重複しているとおっしゃっていました。
SDSは法規制に基づいて作成するものですので、項目が重複するのは当たり前。表現の仕方は異なっても、項目が重複していなかったら、それは単に不備のあるSDSです。
結局のところ、7ページのSDSが6つ、それを5日でという、とても間に合わない状況でしたので、間違いのないところで、1つだけ作成を担当させていただきました。
SDSの翻訳はこちらです。
https://www.tiners-p.com/msds.html