2024/03/27
戸籍謄本を自分で英訳して、カナダやアメリカのビザ申請を行う場合の注意点をお伝えします。
英語に覚えがある方であれば、戸籍謄本を自分で英訳することに大きな難しさはないはずです。
ほとんど単語の羅列で「英訳する」というほどのものではないためです。
一部、文章になっていて、法律の条文の名前が出てくる箇所がありますので、そこだけは難しく感じるかもしれません。
いっぽうで、最もネックになるのが、
「誰が翻訳したか」
という点です。
渡航する国によって取り扱いが異なりますので、一概には言えませんが、たとえば、カナダやアメリカであれば、certified translation(証明された翻訳)である必要があります。
つまり、自分で翻訳をしたものは受け付けてもらえずに、第三者翻訳(一般には翻訳会社に依頼して英訳してもらう)である必要があるのです。
ここに自分で英訳することの限界(使えないという意味で)があります。
国によっては、「翻訳資格を有する翻訳会社に英訳してもらう」という説明がなされますが、日本では翻訳は、たとえば弁護士資格や公認会計士資格のように国家資格ではないため、「翻訳資格」という概念が存在しません。
ここは厳密でなくても、要は翻訳会社に依頼して英訳してもらう、ということで問題はありません(それ以上の準備の仕方がありません)
翻訳会社に英訳してもらう際、英訳された戸籍謄本を証明する、翻訳証明を一緒にいただくのが賢明です。それによってcertified translation(証明された翻訳)になるためです。
戸籍謄本の英訳をご希望の方は、下記をご覧ください。
(もちろん、翻訳証明付です)